「自分が本当にやりたいことは何だろう?」と悩むことはありませんか?夢や目標を見つけたいと思っても、何を基準に考えればよいのか分からず、モヤモヤしてしまうこともあります。そんなときは、自分に問いかけることで、自分の内側に眠る本当の願いや興味を引き出すことができます。
この記事では、本当にやりたいことを見つけるための質問リストをご紹介します。このリストを使えば、自分の本音や価値観を整理し、自分らしい目標に近づけるはずです。
必ず、ノートなどに書き出してみることをおすすめします。
自分を深く知るための質問
やりたいことを見つけるためには、まず自分を知ることが大切です。以下の質問を通じて、自分の価値観や得意なことを見つけ出しましょう。
子どもの頃、夢中になっていたことは何ですか?
子どもの頃に夢中になった遊びや活動には、自分の本来の興味が隠れています。それは「楽しさ」を純粋に感じた体験だからです。
大人になると、余計な損得勘定をしてしまいます。それは生きていく中で、「どうしたら損しないか?」みたいな「知恵」が蓄積されたことによる副作用とも言えます。知らぬ間に、「本当はどうしたいの?」がわからなくなっていたりします。
僕も、起業する起業すると言いながら、「で、何をしたいの?」の問いに、最初は何も浮かんで来なかったのでした(悲)
時間を忘れて没頭できることは何ですか?
趣味や仕事、何気ない日常の中で、時間を忘れるほど熱中したことはありますか?その活動が、あなたにとって重要なヒントになります。
得意だと感じること、周囲から褒められることは何ですか?
周囲から「すごいね!」と言われることや、自分でも「これは得意」と感じることは、やりたいことに直結しやすいです。
理想の一日を過ごすとしたら、どんな日ですか?
どんな場所で、どんな人と、どんなことをして過ごしたいかを具体的に想像してみましょう。理想の一日は、自分の価値観を反映しています。
僕も理想の1日を書き出してみたんですが、コツは「~したい」ではなく「~している」と現在進行形で書くといいです。
物語みたいに書くと楽しいですよ。
ちなみに僕の場合だと、こんな感じで書いてました。
朝、鳥の鳴き声で目覚め、窓を開けると新鮮な空気が流れ込んできて、思いっきり深呼吸をしてみた。いつもの朝。高原のログハウスに引っ越してきて2年目。ゆるやかな時間が過ぎていく日々が、今は当たり前になっている…
歩いて10分ほどのところにある、おしゃれなカフェで朝食を摂るのが、1日のはじまりの楽しみだ。ここのカフェのコーヒーは自家焙煎で、店主のこだわりが感じられる。焼き立てのマフィンとの相性がたまらない組み合わせだ。
コーヒーを飲みながら、メールチェックや簡単な指示を送ったりして、今日1日の予定を確認。予定としても、あまりすることはないけれど、今日は午後から仲間が遊びに来るので、朝食後はおもてなしの料理の仕込みなどの準備が入っている。
今回の集まりは、次の旅行の計画がメインだが、誰もが時間も自由で、遊びたいときに行きたいところへ行けるのは、本当に嬉しいことだ。……
書いて、目を閉じてぜひ味わってみてください。もし、その感覚を感じられたなら、実現する可能性があるってことです。やってみてください。
ちなみにこのワークは、犬飼ターボさんの『CHACE(チャンス)』にも紹介されているので、ご興味があればどうぞ♪
何をしているとき、自分が「生きている」と実感しますか?
「やりがい」や「充実感」を感じる瞬間はどんなときでしょうか。その感覚が、やりたいことへの手がかりになります。
未来を見据えるための質問
やりたいことを見つけるには、将来について考えることも大切です。以下の質問は、自分が目指したい未来を描く助けになります。
10年後の自分はどうなっていたいですか?
将来の自分をイメージすることで、今の行動に意味を見いだせます。仕事や家庭、趣味など、どの分野でどんな成果を上げていたいのか考えてみましょう。
もし失敗しないと分かっていたら、何をやりますか?
失敗への恐れは、挑戦を妨げる大きな要因です。その制約を取り払うことで、本当に挑戦したいことが見えてくるかもしれません。
どんなことに感謝されたいですか?
周りの人にどんな形で貢献したいかを考えることで、自分の使命感や目標を発見できる可能性があります。
お金や時間に制限がなければ、何をしますか?
現実的な制約を一旦取り払うことで、純粋に自分が楽しみたいことややりたいことが浮かび上がります。
自分の人生が終わるとき、何をしておけば満足だと思いますか?
人生の最期をイメージすると、自分にとって本当に大切なことが見えてくることがあります。
数年前に読んだひすいこたろうさんの著書「あした死ぬかもよ?」の中に書かれていたエピソードを思い出しました。
アメリカで90歳以上の方を対象として行ったアンケートで「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」という質問をしたところ、なんと、90%の人が同じ答えだったのです。
それは……
もっと冒険しておけばよかった
だったそうです。
この本の中でも、実際に自分がもうすぐ死ぬという設定でワークがあるので、興味あればやってみるといいです。
↓
『あした死ぬかもよ』
決断をサポートするための質問
見つけたアイデアや願いを行動に移すためには、決断をサポートする視点も重要です。
今、最もやりたいことは何ですか?
目の前の選択肢の中から「今すぐ始められること」を考えると、具体的な行動に移しやすくなります。
何をしているとき、疲れていても楽しいと感じますか?
楽しいと感じる活動は、苦労を乗り越える力を与えてくれるので、やりたいことに繋がりやすいです。
直感的に「これだ!」と思えることはありますか?
理屈ではなく直感に従うことで、自分の本音を見つけられることがあります。
これまでの人生で大切にしてきた価値観は何ですか?
「自由」「挑戦」「家族」「創造性」など、自分の価値観に合った活動を見つけることが長続きする秘訣です。
挑戦したいけれど、少し怖いと感じることは何ですか?
恐怖は成長のサインとも言われます。怖いと感じる挑戦は、あなたのやりたいことに近い可能性があります。
質問を活用するコツ
リラックスした環境で考える
静かな場所で、心を落ち着けて答えましょう。
すぐに答えが出なくても焦らない
時間をかけて少しずつ答えを見つけていけば大丈夫です。
書き出して整理する
ノートやスマホに自分の答えを書き出すことで、頭の中が整理されます。
まとめ
本当にやりたいことを見つけるためには、自分に問いかけることが大切です。今回ご紹介した質問リストを使って、自分の価値観や興味、未来のビジョンを整理してみましょう。
- 自分を深く知る質問
- 未来を見据える質問
- 決断をサポートする質問
これらの質問にじっくり向き合えば、きっと新たな気づきが得られるはずです。本当にやりたいことを見つけ、自分らしい人生を歩む第一歩を踏み出しましょう!